私たちは今、
「増やすこと」を求める時代に生きている。
もっとお金を稼いで、
もっと大きな家に住んで、
もっといい車に乗って、
もっとハイテク製品を買って、
もっと買って、もっと作って、
もっと働いて…。
毎日はかつてないほど目まぐるしい。
しかし、こんな人生を続けていたら、
必ずどこかで限界が来る。
一日はだれにとっても24時間。
それを超えることなんて、
どうしたって出来ない。
それなのに、世の中にはそんな限界を、
「挑戦」だと受け止める風潮がある。
しかし、「増やすこと」を追求しても、
最高の結果が得られるとは限らない。
問題はここだ。
「数え切れないほどの仕事をこなした」ことは、
「意味あることを成し遂げた」こととは、
イコールではない。