(悲報)阿修羅終了か?TPPの交渉で著作権侵害が非親告罪化へ 著作主が訴えなくとも警察が独自に捜査可能に
http://www.asyura2.com/15/senkyo179/msg/725.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2015 年 2 月 12 日 01:04:14: KqrEdYmDwf7cM
記事転載など、厳密に言えば著作権侵害満載の阿修羅掲示板がもうすぐ終了の可能性が出てきました。最後の日にはみんなでお別れ会をしましょうか。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150211/k10015379371000.html
TPP交渉 著作権侵害は「非親告罪」で調整
2月11日 12時17分
TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉で、各国は映画や音楽などについて著作権侵害があった場合に原則、作者などの告訴がなくても起訴できるようにする「非親告罪」とする方向で調整を進めていることが分かりました。
適用範囲について各国が判断できる余地を残す案が示されたことで、これまで慎重な姿勢だった日本も受け入れる方針です。
TPP=環太平洋パートナーシップ協定の知的財産を巡っては先月26日から今月1日にかけてニューヨークで開かれた首席交渉官会合の場で議論されました。
この分野では映画や音楽、書籍などの著作権の保護を巡って意見の対立が続いてきました。
特に著作権の侵害があった場合に作者など被害を受けた人の告訴がなくても起訴できるようにする「非親告罪」とすることを巡ってアメリカなどが賛成する一方、日本は国内でアニメや漫画などをアレンジした同人誌などの創作活動が取締りを受けるという懸念があることから慎重な姿勢をとってきました。
関係者によりますと、これまでの交渉で各国は営利目的などの場合の著作権侵害を原則、「非親告罪」とする方向で調整を進めていることが分かりました。
アメリカなどが柔軟な交渉姿勢を取り、適用範囲について各国が判断できる余地を残す案が示されたことで日本も受け入れる方針です。最も交渉が難航している知的財産の分野で各国が歩み寄る動きをみせていることで交渉全体の加速につながるかどうかが注目されています。
★このニュースを受けてこんな記事が
【コミケ死亡】TPPの交渉で著作権侵害が非親告罪化へ 著作主が訴えなくとも警察が独自に捜査可能に
http://fesoku.net/archives/7797376.html
●キャッシュの違法化
保存しなくても1回見るだけで違法ダウンロード扱いになる
動画サイトを見るだけでアウト
●全ての著作物を違法ダウンロードの対象に
今は映像や音楽だけだが、文章など全ての著作物に拡大するので、
>>1に貼られているニュースを見ただけで違法ダウンロードになる
検索サイトの利用も違法の可能性
●非親告罪化
著作権者の訴えなしに警察が自由に逮捕できる
・骨董通り法律事務所 「TPP米国知的財産条文案(2011年2月10日版)を抄訳してみた」
http://www.kottolaw.com/column/000438.html
②電子的な一時的記録も複製権の対象に(4.1項) →キャッシュ違法化
TPPで日本の著作権は米国化するのか~保護期間延長、非親告罪化、法定損害賠償
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/fukui/20111031_487650.html
>米国の要求は、ダウンロード違法化の対象を、映像・音楽だけでなく全著作物に拡大せよ、というもの。
★ホントは怖いTPP ・・・「非・親告罪化」で日本の漫画界はどうなる?
http://kenakamatsu.tumblr.com/post/44592778197/tpp
中でも重大なのは、次の2項目。
著作権侵害の非親告罪化
法定損害賠償金の導入
その中でも、(1)の「非親告罪化」は影響が非常に大きく、特に二次創作同人界で危険視されています。
「非親告罪化」とは、著作権侵害した人を、
作者からの告訴が無くても、検察官の独自判断で起訴できちゃう。
というもの。
今の著作権侵害は「親告罪」と言って、検察官が起訴したくても単独ではできず、作者さんに告訴のお願いをする必要がありました。つまり、作者が黙認している限り、コミケで二次創作をやっても大丈夫だったのです。
これが、「非・親告罪化」されると、かなりマズいことが起きそうです。
ちょっと、私が考えた「具体的な手口」と「最悪のシナリオ」をご説明しましょう。
商業マンガ家
二次創作同人作家
ニコ動 (に作品を上げてる人)
pixiv (に作品を上げてる人)
コスプレイヤー
出版社
の順に説明しますので、該当する方はそれぞれご参照下さい。
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【 商業マンガ家 】
例えば「ドラえもん」などは、よくパロディ化されて他の漫画に登場したりしますよね。で、その絵柄が、結構似ていたとします。
大げさに言うと、これを読んだ市民がこぞって警察に通報しちゃう危険性がある、ということです。そして藤子プロが許諾してくれなければ、描いたマンガ家さんが逮捕されちゃう可能性があります。
これって、かなり怖い話ですよね。
そうなると、マンガ家達はみんな萎縮し、作品内でパロディネタを扱わなくなるのではないでしょうか。(=萎縮効果)
→ 商業誌で、パロディのネタが描きにくくなる
さらに、例えばスポーツ漫画で、雑誌からの写真トレスがあったとしましょう。
写真トレスと言えば、すでに「トレス検証サイト」というのがありますよね。今は彼らも調査して自己完結しているだけですが、もし非親告罪化となれば、実際に警察に通報し始め、連載マンガを連載停止に追い込むことさえ可能となってくるでしょう。
これは、相当流行る気がします。しかも正義の旗の下に動けますから、作家側は反論もできません。
もちろん、TPPは遡及しませんし、著作権侵害は時効だってあります。しかし、過去の無断トレスを一つ見つけただけで、「ホントは犯罪者だよねwww」と嫌がらせすることは出来そうです。「ホントは犯罪者のくせに、何のうのうと連載してんの?( ´_ゝ`)」と言われて、心が揺れない作家がいるでしょうか? この手口は、かなりの数の作家に通用するはずです。
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【 二次創作同人作家 】
例えば、私がコミケの壁サークルだったとしましょう。
しかし壁の真ん中辺りであって、行列の長さ自体は、壁の出口サークルには敵わないレベルとします。
さあ、出口サークルが一冊でもエロパロをやっていたら、すぐさま警察に通報しましょうか。これで、私が次の出口サークルです!(ただし自分もエロパロだったりして)
・・・今までは黙認していた原作者(マンガ家)だって、警察から「コミケ同人誌に正式な許諾を出しましたか?」と訊かれれば、公式に「はい。」と言うことはありません。つまり、守ってはくれません。
それどころか、悪意のある商業漫画家が、仕事の減った弁護士と組んで、バンバン民事訴訟を起こす可能性がありますよね。
「とりあえずコミケの該当ジャンルを全部訴えてみて、賠償金が取れればラッキー!」という感じで、やたらと訴訟が横行するかもしれません。
もし法定賠償金も導入されたとしたら、一件につき数百万円くらい(※アメリカでの数字)取れるという話もありますし、そうなると弁護士報酬もかなり高額です。・・・もしかして、漫画を描くより儲かるんじゃないかしら?
これって、文化の発展に逆行する活動ですよね。
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【 ニコ動 (に作品を上げてる人) 】
UP主の逮捕続出を防ぐため、MADは殆ど全て削除されるでしょう。ゲーム実況も当然ダメ。アニメも、念のため公式配信以外は全部削除されるのでは。
ミクや東方でも、100%安全とは限りません。ガイドラインを厳守して下さい。
ニコ動はJASRACと契約していますが、全ての楽曲がJASRAC管理とは限りませんので、「歌ってみた」や「演奏してみた」は非常に危険です。
ただし「踊ってみた」は、サイレントならOKです。(※追記:オリジナルの振り付けでないと、サイレントでもNGの可能性があります。)
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【 pixiv (に作品を上げてる人) 】
例えば、私が総合ランキングのデイリー50位だったとしましょう。
さあ、トップランカーたちのトレス(写真加工も含む)箇所を探し、あと二次創作の絵師も洗い出して、それぞれ警察に通報しましょうかね。他の絵師たちの個人情報(住所など)は、必要があれば警察の方で調べてくれます。
これで、30位以内くらいは狙えそうです。
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【 コスプレイヤー 】
女性コスプレイヤーは要注意です。「通報するぞ」というイタズラメールが毎日来ることでしょう。
コスプレ撮影会でも十分に注意して下さい。実際に通報される恐れがあります。その瞬間の表情を撮られちゃうわけですね。これは、通報する側もかなり興奮できそう。
TPPが入ったら、念のためアニメや漫画やゲームの衣装は処分した方が良いでしょう。
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【 出版社 】
出版物についての著作権チェック(他の著作権を侵害していないかどうか)に、かなり神経をすり減らすことになるでしょう。
出版社以外でも、コンプライアンスを重視する企業ですと、頭の痛い問題になりそうです。うかうかコピーも取れません。これはもう、社会全体の損失です。
――――――――――――-
・・・さて、このような指摘に対して、以下のような反論があるかもしれません。
米国だってコスプレとかバンバンやってるよね。でも逮捕なんかされないじゃん。
アメリカにはフェアユースという考え方があります。いくつかの判断基準のもとで、公正な利用(フェアユース)だと判断されれば、著作権侵害には当たらないというもので、これのおかげなのです。
フランスみたく、パロディ規定を導入しては?
フランスのパロディ規定は、「ユーモア」と「元の著作物と混同のおそれがない」のが要件のようです。日本の二次創作というのは、その多くが「BL化」であり「成人向けエロ化」ですので、似たようなパロディ規定で救うのは無理でしょう。
そもそも著作権は、何のためにあるのでしょうか?
著作権法の第1条には、
文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もって文化の発展に寄与することを目的とする
とあります。
でもこれじゃあ文化の発展どころか、文化への迫害に近いですよね。(^^;)
では、どうすればいいのでしょうか。
実は、
★ アメリカだって、別にコミケ同人誌なんか潰したいとは全く思ってないんです。(っていうか、そんなの存在さえ知らないと思う)
もちろん、日本側だって同様です。
これって、考えようによってはチャンスですよ。
安倍首相は2月28日の衆院予算委員会で、TPPについて、「(農産品など)聖域を守れないということではない」と述べた模様です。つまり、交渉して例外項目を作れるかもよ、ということでしょう。 http://www.47news.jp/news/2013/02/post_20130228194742.html
また、自民党外交・経済連携調査会が2月27日採択した「TPP交渉参加に関する決議」でも、守るべき項目に、何と「著作権」が入っています。こ、これは素晴らしい。http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013022700399
もしかしたら、アメリカと日本が揃って「二次創作同人誌なんてどうでもいい」のであれば、日米合意の上で、
「非・親告罪化」をある程度制限
したり、そこまで行かなくても
「海賊版対策」専用に、少しだけ変更する
くらいのことはしてくれるかもしれません。
そのためにも、ここで「非・親告罪化」だけでも反対の声を上げておいて、TPP個別交渉の時に、「反対の声は殆ど無かった」とか判断されないようにしておきたいのです。
そこで、私の作戦は次の3つ。
漫画家協会と出版社に、「反対声明」を出してもらう。
ニコ生やUSTで、「反対してる我々の存在」をアピール。
TPP慎重派の議員さんに陳情してみる。
1は、もう私がやっています。しかし、講談社は経団連に入っているだけに、公式な反対声明はちょっと出しにくいかも。漫画家協会も、TPPの「著作権保護期間の延長」に大賛成の先生がおられるはずなので、ちょっと難しい?
2も、既に頼んであります。視聴者数がある程度見込めないとニコ動も動いてくれないのですが、もし企画が通ったら皆さんこぞって見て下さい。
3は、有名漫画家さんを何人か連れて行けば、効果があるかも?(笑)
さきほどの外交・経済連携調査会が、首相直属の「外交・経済連携推進本部」に格上げされたようですので、そこの著作権分野の議員さんを訪問できれば最高なのですが。
いかがでしょうか。
ところで、もし
非親告罪化なんて入っても、実際には(コミケ同人ごときでは)警察は動かないし、逮捕なんて絶対ありっこないよ。
という論客がおられましたら、ぜひメール( [email protected] )でご連絡いただきたいのです。
もし納得のいく御説でしたら、それを公開し、私もすぐにこの活動を停止したいと思います。よろしくお願いいたします。
http://kenakamatsu.tumblr.com/post/85584637741/tpp
対談:「TPP(による著作権侵害の非親告罪化)の見通し」
この記事は、Jコミのメルマガ「はんぺん41号」(2014/3/20)からの転載です。
「はんぺん」 http://www.j-comi.jp/mm/title/1
「はんぺん300円」 http://www.j-comi.jp/mm/title/2
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今年は花粉が少ないとはいえ、それなりに鼻が垂れてくるKです。さて今日は、すっかり忘れられている感のあるTPP問題について、「UQ HOLDER!」第2巻にもしっかり「同人マーク」を付けている赤松代表と話をしてきました。
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K:赤松さん、こんにちは。
赤松:え-と、今回の対談はどうしようか。
K:児ポ法関連は、国会審議が始まらないとネタにできないですね。
赤松:そうなんだよな。何度か議員会館には行ってるけど、書いちゃダメなことばかりでネタにできない。(^^;)
K:というわけでTPPですw
赤松:うん。じゃあえーと・・・、TPPがいよいよ動き出したんだか動き出してないんだか分からないけど(笑)、現場と言うか利害関係者が、いろいろ当局に呼びだされているみたいだね。
K:そのようですね。
赤松:どうも報道によると「著作権まわりはもうダメ」みたいな感じになっているけど、政府関係者は「そんなことないよ!出来レースじゃないよ!」って説明してるんだよ。
K:その政府関係者というのは、知財系の関係者ということですか?
赤松:うん、そう。農水とか他分野の話は全く聞いてない。
K:「知財系のみんな、決まってないからあきらめんなよ!」的な。
赤松:そうなんだ。でも多分アメリカの要求は入っちゃうんだw
K:えww
赤松:まあ、俺の予想だけどねw。だけど、入っちゃうけど悲観的にならなくてもいいよって話をしたい。
K:ほうほう。
赤松:まずね、「著作権侵害の非親告罪化」は入っちゃうんだ。
K:今日は持ち上げて落としますねw。同人誌関連の方はアタフタしちゃうじゃないですか。悲観的にならなくてもいいんですか?
赤松:というのも、TPPが妥結してもすぐに著作権法やらが変わるわけじゃないから。専門家の話だと、妥結してからはこんなプロセスになるらしい。
『 妥結 → 文案公表 → 加盟国調印 → 各国の議会審議・承認 → 正式に条約発効 → 一定期限内に国内法整備 → 国内法施行 』
K:国内法の施行にはまだまだ時間がありそうですね。
赤松:そうなんだ。すぐに二次創作同人誌がどうこうという訳じゃない。
K:うーん、ちょっと気になる点があるんですが、条約の発効時点でTPPの規定いかんによっては国内法整備を待たなくてもよい可能性があるんですよね。
赤松:どういうこと?
K:日本の場合、憲法上、条約は法律の上に位置しますので国内的効力が出てきます。また、国内適用可能性について、過去に裁判所は、規定内容が明確であれば適用可能性はあるという判断をしていまして、理屈で言えばTPPの規定内容が明確であれば直接適用できてしまいそうなんですよね。まあ、そんなこと騒ぎ立てる人はいないと思いますが(笑)。ただ、条約発行後から国内法施行前の間に著作権保護期間が切れてしまう作品については争いになるかもしれませんね。
赤松:なるほど。もしTPPの規定に「効力発効は国内法の整備を待つ」って規定があったらどうなるの?
K:その場合は大丈夫でしょうね。
赤松:そっか。まあ、俺はまだ死んでないから(笑)保護期間延長より、非親告罪化に注目したいんだけど、もしそういうことがあるにしてもTPPが発効してすぐ同人誌に対して「通報だ逮捕だ」ってなるとは思ってないんだ。国内法が整備されるっていう確証がないと、実際通報はしにくい。通報する側もイタズラでやるわけだし。
K:しかも今回は「正義の御旗」ですもんね。
赤松:イタズラでも通報なんてやらないよ!って言ってる人もいるんだけど、『黒子のバスケ』の事件では、その妨害手段が犯罪行為なのに、「成功者」に対して「己の人生」を賭してやったわけだ、彼は。そういうことに「情熱」を覚える人が、正義の名の下に「二次創作同人誌で成功している人」を攻撃できるようになるわけ。これは必ずやるよ。しかも「正義の御旗」たる国内法ができるまで待つよ、その人たちは。
K:なるほど。
赤松:だからTPPが決まったからといって、すぐ絶望して二次創作をやめないで欲しいんだ。
K:ふむふむ。
赤松:それともう一つあって、非親告罪化するとしても、全部の著作物に対して一律に非親告罪化するわけではなくて、「登録した作品だけ」とか、「ある一定の商業規模以上のものだけ」で区切るっていう案も出ているらしいんだ。
K:おお、なるほど。日本は無方式主義で保護対象が広すぎるという問題がありますもんね。それはいい考えです。
赤松:ただ、もしこれが導入されたとしても、壁サークルレベルは全然助からないだろうね。とにかく金額が大きいから。
K:うーん、確かに同人誌といえどそのレベルだと下手な商業レベルを超えますよね。
赤松:そうだね。でもまあ「同人マーク」が普及すれば問題ないよ。TPPが決まり次第、いよいよ普及キャンペーンをやろう。
K:なるほど(笑)
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