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くろだ てつや 。「核燃料生成物と超ウラン元素はガラス固化体に固めるから大丈夫」というのが推進派の主張ですが、ガラス固化体にする前に、水分(液体)を絞らなくてはなりません。その液体まで、すべて保管していたら、いくら場所があっても足りませんから。そして、搾り取った後の液体には、必ず核燃料生成物と超ウラン元素が残ってしまいます。
しょうがないから水で薄めて海に流すと… 世界的に有名な再処理工場としてフランスのラ・アーグとイギリスのセラフィールドがありますが、どちらも海の中に数kmという廃液パイプを伸ばして、水で希釈した放射性物質を堂々と流しています。六ヶ所村でも同じ計画のはずです。
六ヶ所村沖は、世界三大漁場の一つとして知られる三陸沖の北端。ここに、放射性物質の海洋投棄を行う。絶対に許されないでしょう。 -
くろだ てつや 推進派の説明によれば、「使用済みウラン燃料→再処理→MOX燃料→再処理→MOX燃料…」という、文字通りのサイクルで核燃料が回るはずでした。しかし、MOX燃料の再処理は少なくとも六ヶ所村タイプの再処理工場ではできないのです。なぜなら、MOXの使用済み燃料は硝酸に溶けにくいから… なんと馬鹿馬鹿しい!
MOXの使用済み燃料を再処理するためには新たなタイプの再処理工場が必要だそうです。今、世界中、どこを見渡しても、それは存在しないし、技術的な見通しもまったく立っていない状態です。
「核燃料サイクル」に騙されてきた人たちは大いに反省すべきです。核燃料はサイクルできません! -
くろだ てつや 使用済み核燃料の処理に関しては、全量直接処分しかありません。
そして、この問題を考えるための前提として、今後一切、使用済み核燃料を増やさないこと。原発の再稼働を許さず、「直ちに廃炉へ」という決定を行う必要があります。
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