「原子力発電所と放射性物質」
2011年3月11日
東日本大震災が発生し、それまで安全と言われていた原子力発電所で事故が起きました。
僕はそのことをきっかけに原子力発電所について興味が湧きいろいろ調べました。
その結果、原子力発電所は非常に危険だということを知りました。
原子力発電所とは原子爆弾にも使われる「核」と言うものを使って発電させるところです。
原子力発電所の事故は28年前の、当時ソ連と呼ばれていた、現在のロシア共和国でも起こっていました。
事故が起きたのはチェルノブイリ原子力発電所。
事故当時近くに住む子供たちは原子力発電所から漏れた放射性物質の影響で、白血病になったり、甲状腺や肺にがんが出来たりと、罪のないこども達が次々に病気になっていったのです。
さらに放射性物質は生物の細胞をこわしていくので事故のあとに誕生した赤ちゃんの中に
五体満足でない赤ちゃんがいました。
僕は福島第一原子力発電所の事故当時東京都に住んでいました。
放射性物質の恐ろしさを知っていた僕の家族は、外出時には常にマスクを着用し、食品もできるだけ遠い地域のものを食べました。
さらに放射性物質の及ぼす健康被害を恐れた僕の家族は大きな決断をしました。
僕が今ここにいる理由、僕の母とおば、そして僕は故郷の友達、父などの家族とも別れて放射性物質から逃げるために海を渡ってこの沖縄へと引っ越してきたのです。
ここまでした僕の家族を大きな不安が襲いました。
母が病院で検査をしたところ、甲状腺と副甲状腺にに腫瘍が見つかったのです。僕はこの検査結果を聞き、僕の友達や他の家族も何か体に異常があるのではないかと、とても不安になりました。
僕はこの体験から、やはり放射性物質はとても危険で恐ろしいものだということを強く、強く感じました。
僕はこんな大きなリスクを抱えてまで原子力発電所を作る必要はないと思います。
今後もし原子力発電所で事故が起こったら誰が苦しむのでしょう。原子力発電所をつくった人たちでしょうか。
そうではありません。その人達は事故の影響を受けることなく生涯を終えることができるでしょう
1番苦しむ人、人生に大きく影響を受ける人は僕たちや僕たちの子供、孫の世代ではないでしょうか。
原子力発電所をつくった人たちは原子力発電所の恐さを知っています。
だから原子力発電所事故の放射性物質の除去作業を彼らはしません。
何の罪もない国民にさせています。
僕はなぜ彼らは安全な場所にいて指示するばかりなのか、命をかけて働く作業員の方々への思いはないのかと怒りが込みあげてきます。
専門家の中には「原子力発電所をなくすと電気が足りなくなる」という人がいます。
しかし現在日本にある原子力発電所は一基も稼働していません。
それでも電気は足りています。
チェルノブイリの原子力発電所の事故の時も最初は大丈夫と言われていましたが、年月が経っていくと死人や病人、奇形児が増えていきました。
今日本はそのチェルノブイリと同じ同じ状態にあるのです。
原子力発電所をいきなり無くすのはとても難しいと思います。
でも今からでも自然エネルギーに
かえる取組を始めてみませんか。
私達の、子供たちの明るい未来のために…。
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