Mikako Hussel 独仏が犬猿の仲と言うのは昔の話で、ともに欧州連合の根幹をなす2柱的な自覚をもって、何かと緊密な関係を保っているのが現状です。勿論、双方価値観の違いや意見の違いがないわけではないので、一枚岩であることはないですけど。
原発ビジネスに関しても、フランス政府がアレバを見捨てることがあり得ないように、ドイツ政府がエー・オンやRWEを見はなすこともあり得ません。メルケル首相はそもそも真の脱原発論者ではなくむしろ推進派でしたが、時宜を見て脱原発を装ってるにすぎません。また、経済エネルギー相のガブリエルも政党は違えど、エネルギー転換を本気で進める気があるのか甚だ疑わしい感じです。SPDは伝統的に石炭産業、特に炭鉱労働者に支持基盤を置いているので、脱原発には同意しても、脱石炭は推進するわけにはいかないのです。その辺で、魚心あれば水心的な談合が連立与党の間でなされないとも限りません。そんな中で、フランスのビジネスに同行非難する風潮が生まれるはず有りません。
ドイツにしても、脱原発は国内に限ったことであって、他国の原発新設に反対しるものではないし、国家間経済技術協力の枠内で原発新設に力を貸しても何ら問題はないとする見方もCDUや前期の連立政権パートナーだったFDP等には少なくありません。
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