拙ブログを立ち上げたのは3年近く前になるが、その頃から自宅の神棚に米・塩・水を毎朝お供えして祈りを続けてきた。祈りの内容だが、今年の6月12日までは「どうか、瑞穂の国日本に神風が吹きますように」だった。しかし、その後は「長い間、日本をありがとうございました」という、八百万の神々への御礼に変わった。何故なら、拙稿「フクイチの現状を正確に伝えている雑誌は…」でもお伝えしたように、6月12日に瑞穂の国日本滅亡が決定的になったからである。 爾来、家族にはメールを中心に福島原発の現況を正確に伝え、必要な対応を執るように行動を促すと同時に、拙ブログでも分かる人が分かれば良しとするスタンスで、福島原発に関する記事を極力書くように努めてきた。大切な家族との思い出が詰まった写真を、スキャンしてDVDに焼いておくことを読者に勧めたのもその一環である。 今後の見通しとして、日本の政府首脳やそれを支える官僚らが、原発ぶらぶら病、心筋梗塞等で次々に倒れて行政が麻痺するものと亀さんは睨んでいる。信頼できる知人からの情報では、現時点の都内の病院のICU(集中治療室)は、どこもかしこも満杯に近いとのことだ。やがて、ICUに入りきれない人たちが一般患者の病室に溢れ、その間に医師や看護婦もバタバタと倒れていき、次第に首都圏の病院機能が麻痺していくはずだ。外に出れば、病院に入りきれなかった人たちの遺体が路上至るところにゴロゴロしている…という恐ろしい光景が目の前に展開する日も近い…。 ここでチェルノブイリを引き合いに出すが、東日本大震災の後、「4年後には原発事故を起因とする疾患が急増する」と亀さんは予告してきた。そのあたりは、拙稿「チェルノブイリ超え」で解説した上で、かつ「チェルノブイリ原発事故で被ばくした北ウクライナ住民にあらわれた精神、神経、身体の疾患(1987~1992年)」の図表も載せているので、この機会に今一度確認していただきたい。 ここで忘れてはならないことは、チェルノブイリの場合は大勢の犠牲を払いつつも、最終的に石棺に成功しているという点であり、一方で福島原発の場合、大量のデブリ(核燃料)が原子炉の厚いコンクリートを突き破って地下深く沈下、現在は地下水や海水に接して大量の死の水蒸気を日本列島はおろか、ロシアをはじめとする近隣諸国に撒き散らして巨大な迷惑をかけている(今年は例年よりも早く偏西風が吹き始めているので、ロシアや中国は安堵しているはず…)。だから、容易に推測できると思うが、チェルノブイリ以上の犠牲者が出ることは最早避けられないのだ。 話を日本の首都圏に戻す。 首都圏の病院が麻痺する頃には、大勢の人たちが何が起きているのかに気づいてパニックに陥り、間もなく日本の行政は停止、間髪入れずに主権国家でなくなった日本に、ロシアと中国を中心に日本に進駐してくるだろう。その場合の最優先事項が福島原発の鎮圧だが、チェルノブイリを体験したロシアですらフクイチの鎮圧に成功するかどうかは分からないのであり、唯一分かっているのは、さらに事態が悪化すれば日本列島が死の列島になるだけでは済まされず、人類滅亡という最悪の事態もあり得るということだ。だからこそ、現在の世界は拙稿にも書いたように「今後の世界はフクイチを中心に動く」ということになる。 繰り返すが、日本が主権国家でなくなった瞬間から、チェルノブイリを体験したロシアを中心とした世界の各国が日本列島に進駐してくる。そして、進駐が決定した時のロシアの動きは電光石火の如く早い。「フクイチの現状を正確に伝えている雑誌は…」」で取り上げた『DARKtourism JAPAN』誌からの引用を改めて思い出していただきたい。
もし、読者がロシア移住組に入ったら、目指すべきはブリヤートだろう。大分前からブリヤートをはじめ、シベリアの草原の民に関心を抱いてきた亀さんなんだが、その理由は我々日本人のルーツの一つだからだ。詳しくは旧稿「シルクロードの経済人類学」や、世界戦略情報誌『みち』の「巻頭言」で取り上げたツラン関連の記事を参照されたい。特に「ブリヤート人の住むマクソホン村」は必読だ。 |
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