<< 4号機では使用済み燃料の 100 %が大気中に放出された >>
このアメリカ政府の報告内容が事実ならば、国・東京電力は3号機以上の使用済み燃料の飛散を隠して、燃料取り出しのサル芝居をやったことになる。自分は、4号機の使用済み燃料プールの水面下に燃料ラックがそのまま維持されているのを確認したという人を知らない。ガレキを除けば幾らでも偽装できるので、今からでは内部映像も意味がない。
4号機が3号機よりも破壊度が大きい爆発を起こしたのは3号機からベント用の配管を伝って水素が建屋に流れ込んだため? 3号機も、35tの燃料交換機がプールに落ちて燃料は無事?
4号機には、泊原発・大飯原発で発覚して問題になったのと同様、定期検査中に検査を早く済ませて無税発電をしていた、との話も当時はあった。業界では習慣化していると言われ、であれば東京電力としては当然 隠したい。
東電は、訂正を重ねた末、4号機では、震災時には燃料は全てプール内にあったことにしている(783 体 → 1,535 体)。最初は素直に 783 と言ったものが・・・差し引き 752 体が炉内にあったか。
いずれにしても、4号機は炉内かプール内が爆発元だろう。浜通りの野外にあった金属やサビの表面はα線が25〜80 cpm もあって、原子力規制庁の監視情報課では「警戒区域並みですね」とこちらに言っている。
以下、記事。
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福島原発事故の一週間後にまとめられたアメリカ政府の報告書が機密解除された:4号機では使用済み燃料の 100 %が大気中に放出された。
Declassified U.S. Government Report Prepared a Week After Fukushima Accident: “100% of The Total Spent Fuel Was Released to the Atmosphere from Unit 4”
We reported in 2011 that the International Atomic Energy Agency knew within weeks that Fukushima had melted down … but failed and refused to tell the public.
The same year, we reported in 2011 that the U.S. knew within days of the Fukushima accident that Fukushima had melted down … but failed to tell the public.
We noted in 2012:
The fuel pools and rods at Fukushima appear to have “boiled”, caught fire and/or exploded soon after the earthquake knocked out power systems. See this, this, this, this and this.
Now, a declassified report written by the U.S. Nuclear Regulatory Commission on March 18, 2011 – one week after the tidal wave hit Fukushima – states:
The source term provided to NARAC was: (1) 25% of the total fuel in unit 2 released to the atmosphere, (2) 50% of the total spent fuel from unit 3 was released to the atmosphere, and (3) 100% of the total spent fuel was released to the atmosphere from unit 4.
さて、NRC[米・原子力規制委員会]によって 2011/ 3/18 に書かれた報告書が機密解除された。津波が福島を襲った一週間後 … 状態 …
NARAC に提供されたソース項目によれば、
(1)2号機では全燃料の25%が大気中に放出された。
(2)3号機では使用済み燃料の50%が大気中に放出された。
(3)4号機では使用済み燃料の 100 %が大気中に放出された。
Global Research 2015/12/11
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