<首都圏の放射能汚染>東京ドーム1.34μSv/h、ディズニーランド0.42μSv/h、渋谷ハチ公前、フジテレビ、成田、羽田… 除染基準0.23μSv/h超の場所 3/20号フライデーより
フライデー(2015年3月20日号)は頑張っています。
メディアが揃って口を閉ざす「被曝」について、きちんと調べています。
しかも、「被曝の地」は人が集まる主要地域です。
放射能は減っていない!
首都圏の“危”要除染スポット
福島第一原発の事故から4年。
首都圏は、いまだ放射性物質の塗れている。
左ページの地図と表をご覧いただきたい。
本誌は2013年3〜4月、2014年7〜8月と過去2回にわたりJR東京駅やサンシャインシティ、フジテレビ前など有名スポットの放射線量を独自に測定した。
今回(2月28日〜3月2日)20カ所をあらためて測定すると、15カ所でホットスポット(国が除染基準とした毎時0.23マイクロシーベルトを超える場所)が見つかったのだ。
そこに1年間いると、ICRP(国際放射線防護委員会)が安全の基準とする1mSvを超える被曝をすることになる。
最も高い放射線量が出たのが東京ドームだ。
実に除染基準の6倍近くになる。
毎時1.34マイクロシーベルト(単位は以下同)を計測。
3年連続で基準を大幅に超える数値が出た。
測定したのは三塁側外壁の外壁の廃棄物集積場近くにある落ち葉などの堆積物を積み上げた場所だ。
人通りも多い。
風が吹けば、大量の放射性物質を含んだチリを吸い込み内部被曝する。
通りがかった女子高校生グループの一人があきれる。
「ここに、そんな危険なところがあるなんて全く知りませんでした。原発事故なんて、もう誰も気にしていませんから。でも、私たちのいずれ結婚して子供を産む身なのに、被曝してガンにでもなったら恐いな…」
多くの若者が行きかうJR渋谷駅ハチ公前の広場でも、0.3マイクロシーベルトを記録。
ここも3年連続で除染基準を上回った。
20歳の女子大生が話す。
「マジ、渋谷もヤバいの? ネットで検索してもそんな情報わからないからどうしようもないよね。通学路だから避けて通れないし、役所はどうして何もしてくれないんだろう」
原発事故から4年たっても、なぜ放射線量は下がらず高濃度の汚染スポットが存在するのか。原子力資料情報室の共同代表・伴英幸氏が解説する。
「原発事故から放射性物質が残っているケースと、谷など地形上の理由で雨水がたまり線量が高くなるケースが考えられています。都内では後者が多い。放置しては改善しません。汚染源の堆積物を放射性物質として管理すべきです」
東京都もしくもよう汚染スポットへの反応は鈍い。
実績といえば2−12年6月に水元公園(葛飾区)の空間線量が周辺より1マイクロシーベルト高いとして都が園内を除染したぐらいだ。
今回、1マイクロシーベルト超を計測した東京ドームのある文京区は次のように答える。
「(都は)放射性物質汚染対策特措法の対象地区街なので、本格的な除染はしていません。区の施設で地表1mの放射線量が0.23マイクロシーベルトを超えれば、敷地内の砂をとりかえるなど清掃はします。ただし、民間施設は別です。測定器を貸し出して、相談に乗るぐらいしかできないのが実情です」(環境政策課)
”汚染都市”東京の市民が被曝の不安から解放される日は遠い。
本誌測定値の最も高かったもの。
除染基準となる0.23マイクロシーベルト以上の場所↓
東京ドーム 1.34
成田空港 0.45
東京ディズニーランド 0.42
羽田空港 0.36
上野恩賜公園 0.35
浅草寺 0.35
恵比寿ガーデンプレイス 0.35
フジテレビ 0.34
JR渋谷駅 0.31
月島高層ビル群 0.30
池袋サンシャインシティ 0.27
JR東京駅 0.24
東京電力本店0.24
葛西臨海公園0.23
新宿中央公園0.21
海の見える丘公園0.18
皇居 0.11
早稲田大学 0.1
東京スカイツリー0.06
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全ての場所で自治体の測定値よりも高い。
東京ドームの三塁側だから、対ジャイアンツの相手チームの応援は被曝に注意!
東京ディズニーランドはやっぱり高い。
子供も大人も夢のリゾートの筈なのに、命を縮めるリゾートが本当の姿かもしれない。
ディズニーランドは食べて応援もしているみたいだから、外部被曝だけではなく、内部被曝も要注意。
成田も羽田も高い。
東京に住んでいれば年間1mSvには到達するということを覚悟したほうがよさそうです。
4年たってもなおこの現状。
そんなに簡単には無くならないものだと、みんなが気がつかなきゃいけないと思います
コメント
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