フョードル・ドストエフスキー語録 全44件
「神と悪魔が闘っている。そして、その戦場こそは人間の心なのだ」
「人間が不幸なのは、自分が幸福であることを知らないからだ。ただそれだけの理由なのだ」
「人は笑い方でわかる。知らない人に初めて会って、その笑顔が気持ちよかったら、それはいい人間と思ってさしつかえない」
「本当の真実というものはいつでも真実らしくないものだ。 真実をより真実らしく見せるためには、どうしてもそれに嘘を混ぜる必要がある。 だから人間はつねにそうしてきたものだ」
「いちばん簡単で、いちばん明白な思想こそが、いちばん理解しがたい思想である」
「喜びと幸福は、人間を美しくする」
「金こそは、取るに足らぬ人物を、第一級の地位に導いてくれる唯一の道である」
「金は鋳造された、自由である」
「人間には幸福のほかに、それとまったく同じだけの不幸がつねに必要である」
「もちろん金は絶対的な力である。と同時に、平等の極致でもある。金の持つ偉大な力は、まさにそこにあるのだ。金はすべての不平等を平等にする」
「太陽におなりなさい。そうすれば、誰もがあなたを仰ぎ見ることでしょう」
「一杯の茶のためには、世界など滅んでもいい」
「いまさら日数なんて数えて何になりますか。人間が幸福を知り尽くすには、一日あれば十分ですよ」
「悲しみのなかに幸福をもとめなさい。そして、たゆみなく働きなさい」
「感情は絶対的である。そのうちでも嫉妬はこの世で最も絶対的な感情である」
「人生において何より難しいことは、嘘をつかずに生きることだ。そして自分自身の嘘を信じないことだ」
「そうだ、僕のまわりには小鳥だの、木々だの、草原だの、大空だのと、こんなにも神の栄光があふれていたのに、僕だけが恥辱の中で暮らし、一人であらゆるものを汚し、美にも栄光にも全く気づかずにいたのだ」
「青春は、それが青春という理由だけで、もう清らかなのです」
「神が存在しないならば、私が神である」
「楽園は我々一人一人の内にあるのです。それは今、あなたの中にあるのです」
「思想は感情のなかから生まれる。そしてその思想が人のうちに根をおろすと、今度は新しい感情を形成する」
「人類の最も偉大な思想は、石をパンにかえるということである」
「人間というものは、不幸の方だけを並べ立てて、幸福の方は数えようとしないものなんだ」
「もっとも残酷な刑罰は、徹底的に無益で無意味な労働をさせることだ」
「幸福は幸福の中にあるのではなく、それを手に入れる過程の中だけにある」
「あらゆる堕落のなかで、最も軽蔑すべきものは、他人の首にぶらさがることだ」
「人間のできる唯一のことは、自分自身が精神的に成長することです」
「人間の後半生は、通常、前半生で蓄積された習慣のみで成り立つ」
「概して、豊かな心の持ち主に、苦悩は必然である」
「愛、実にこれが、人生のすべてだよ」
「希望を持たずに生きることは、死ぬことに等しい」
「思いやりこそは、最も重要な、そしておそらくは、全人類の唯一の生活の規範なのだ」
「人間とは、どんなことにも、すぐ慣れる動物である。私には、これこそ、人間の最上の定義であると思える」
「コロンブスが幸福であったのは、彼がアメリカを発見した時ではなく、それを発見しつつあった時である」
「幸福とは生活の絶え間なき永遠の探求にあるのであって、断じて発見にあるのではない」
「よき時代は天から降ってくるものではなくて、わたしたちが自分でつくり出すものです」
「愛情に満ちあふれた心には、悲しみもまた多いもの」
「貧乏な者は、その儚い運命を訴えるが、裕福な者は、それを聴くのが嫌いである」
「完成は、付加すべき何物もなくなったときではなく、除去すべき何物もなくなったときに達せられる」
「人類を愛することは簡単だけど、隣人を愛することは容易ではない」
「人間はどんな時でも他人にだまされるよりは、自分で自分に嘘をつく場合のほうが多い」
「真の紳士は、持てる物をすべて失ったとしても感情を表してはならない。お金はまったく紳士の関心の外にあることであり、気にかける価値もない」
「人生は苦痛であり恐怖である、だから、人間は不幸なのだ。しかし、人間は人生を愛している、苦痛と恐怖を愛するから」
「他に方法が無ければ、乞食になっても構わない。そして、恵んでもらったものは、自分のためにも、家族のためにも、絶対に無駄に浪費することはない。この貪欲な信念が残れば、人間、誰でも裕福になれる」
関連サイト
作家(世界)語録集
http://bit.ly/R7jUVH
フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー経歴(プロフィール)
【1821年~1881年】ロシアの小説家・思想家。代表作は『罪と罰』、『白痴』、『悪霊』、『カラマーゾフの兄弟』など。19世紀後半のロシア文学を代表する文豪である。モスクワの貧民救済病院の医師の次男として生まれる。
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