なぜだか語らない危機
ブラジルは、もうすぐ開催されるオリンピックの各種施設建設のために、ものすごい金額の国債を世界中に売り出しています。
国債には償還時期があり、国債を購入した人にたいして、ある時期に元本と利息とを合わせて支払うことになっています。国債は、借金と変わらないのであります。
借金なのですが、国債は商品であり、償還時期前に売却をすることも可能です。ただし、満期まで持っていないがために、売却損がでてしまいます。それでも損は承知の上で、国債を売却してしまう人はいます。
なぜ売るか?それは、満期がきたときには元本だけしか支払わない可能性があるからです。ブラジルが発行した債券の場合は少なからずその可能性がありますので、損を覚悟して売り払ってしまう人が出てくるでしょう。
そうした状況下、ブラジル国債の売却は少なからず行われます。売却が重なってくると、値崩れが起こります。そのために、国際経済にかなりな影響が出てくることになりうるのです。
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