<< 福島への支援が間違っている >>
地元の復興の支援や元気回復的な応援といったものばかりだ、公的な助成金を使ったものやら、著名人の個人的なものやら。それは、今も放射性のダストが舞い飛んでいて10万〜 Bq/m² といった土地に幼児まで住み続けることを後押しするもので、健康被害に加担することだ。
それをやる前に、その地元の環境汚染をキチンと認識しているといった人に出会ったことがない。汚染のレベルや条件が同じだったウクライナ・ベラルーシの地域で今どれだけの健康被害が出ているかを確認したら、復興の後押しなどとても出来たものではないことが判るだろう。福島県の東半分はもうダメ。
移住を勧めることにはためらいがあることは分かる。説得できるだけの知識なりも必要だし。自分でも、川内原発が同様の過酷事故を起こしたとして、鹿児島の人々に遠方移住を促せば、それなりに反発を受けるだろうから。
国や県があらゆる手段で被災者を土地に縛ろうとして、メディアが「安全・安心」に加担している以上、居残りたいという人はどうにも出来ないし、痛いめを見てもらうしかない。その時には手遅れだが、現実にはどうしようもない。
だから、子供たちに夏休みの保養プランもいいけれども、移住を切望する人々をしっかり支援するプロジェクトを立ち上げて、やれることをやることだ。今、それがないのだ・・・
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