『 迷い犬 カシタンカ 』パート③
ロシアの文豪
チェーホフの短編小説に
『 カシタンカ 』がある。
主人公は、犬の『カシタンカ』。
ある日
散歩の途中で
飼い主から逸れる
不安でオロオロ💦
通りかかった
見知らぬ男に拾われる
そして
新しい生活が始まる
以前の生活よりも
ご馳走をもらう
・・・
代わりに…厳しく調教される
・・・
新しい主人は
サーカスの団長だった
しかし
カシタンカは
サーカスが何であるかを知らない
前の主人は何処へ…?
何故?芸を仕込まれる?
仲間の動物は…どうして死ぬ?
必死に理解しようとする
・・・
しかし
犬の知恵では…よくわからない
現状にごまかされ
納得してしまいそうな
「カシタンカ」である
・・・
とても切ない
この姿は…
何処かの国と重なる
サーカスの団長が、安倍晋三
我々、国民が
迷い犬「カシタンカ」である
経済という
ご馳走をちらつかせ
国民を調教する
チェーホフは
居場所を失って
没落していく人々を描いた
彼等は
淋しく頼りなげに、漂流する
嘘や偽りと、わかっていても
それを受け入れ…
流れに身を委ねる
「 まるで
我々のように… 」
Ps
「アントン・チェーホフ」
ロシア帝政末期の医者、小説家
幼少期に
一家は離散
・・・
若き頃…医者として
赴任した地で結核に感染
1904年…結核で死亡
享年 43歳
「飢えた犬は肉しか信じない」彼の言葉である。
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