すでに独裁の日本、何度選挙しても与党圧勝に、民主主義が崩壊!
(多くの憲法学、政治学,ほか、N紙、要旨、2016/7)
○ 五野井、高千穂大准教授(政治学)
・2016年7月参議院投票日は、歴史に刻まれる日になるだろう。
日本の民主主義が形式的になった日。衆参で与党勢力が3分の2。
・アベ政権はメディアに平気で圧力。電波停止など、今後も圧力をかける。
反論すべき野党も、国民に何も主張しない、手も足も出ない。
・マスコミは政権と一体、アベの姑息な争点隠しに加担、不利な報道せず。
・アベ政権は、やりたい政策を加速、 またたく間に国の形が変わる恐れ。
・民主主義は死んだも同然! 有権者はいまだに気づかない!
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○ 斎藤文男、九大名誉教授(憲法学)
・ヒトラーは民主主義(ワイマール憲法)下の選挙で、高い人気で大勝。
・安倍政権は、「誰にも気づかせない」というナチスの手口と同じ。
安倍政権の必要性は、憲法の条文に『緊急事態条項』を加えるだけ。
あとは、身勝手な解釈改憲でどうにでもなる。 事実上の独裁が成立。
・憲法の基本的人権を棄損した特定秘密保護法(政権批判の口封じ)
の強行採決、閣議決定だけで武器輸出を解禁、 集団的自衛権容認の
解釈改憲で、憲法9条を空文化。
・憲法無視の政治は、 全権委任法を成立させたナチス独裁と同じ。
マスコミはアベ政権と一体、選挙で政権不利の政策論争を避けた。
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○ 白井聡、京都精華大専任講師(社会思想史、政治学)
・今回が「最後の選挙」になる。 改憲勢力が3分の2、憲法改正へ。
すぐ全面改憲に動かない。 まず、国民統制の「緊急事態条項」を加憲。
・9条改正は難しい。しかし、大災害やテロに備え緊急事態条項が
必要だとマスコミと一体(海外メデイア人の評価)になって喧伝し、
国民は簡単に騙される。
それで国民を改憲に「慣れさせる」。 自民党が言う「お試し改憲」。
・その後は、軍事衝突が発生することを黙認、 または誘発すること。
そこで緊急事態を宣言、 言論や集会の自由など国民の権利を停止、
政権が国民統制、なし崩しで憲法を停止。 現実化する可能性は高い!
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○ 森田実氏(政治評論家)
・「政権とマスコミは一体」(海外メデイア)、言論、報道の自由のない
独裁下の選挙は、何度、選挙しても、与党が圧勝の形ばかりになる。
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◇ナチス: 民主憲法下、 国家危機を唱え、「緊急事態命令」
→ 10日で全権力・集中、 独裁へ、
野党、共産党員5000人を無断拘束、行方不明
→ 再度、選挙、 「全権委任法」で独裁確立
・アベ非常事態・条項= 内閣独裁権・条項、 木村草太、憲法学
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◇ 現行憲法= 基本的人権の尊重、 国民主権! 平和主義
憲法は権力から国民を守る盾
◇ 自民改憲案 = 国民主権が喪失、 権力が国民を縛る
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◇「マスコミは、アベ政権と一体」 : 外国メデイア人の認識
◇BBC: スタッフと政権側、お茶など同席なし、すれば懲罰
◇NY.タイムズ: 政権と直接インタビューなし、距離を置く
◇世界報道自由度 : 11位、M党政権→ 72位、アベ政権
報道、言論の自由のため活動・NGO国境なき記者団、発表
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◇ 国連、言論の自由など、初めて、日本を調査2016/4
人権理事会ケイ氏、 外国人記者クラブで会見(抜粋)
・ 政府に批判的な記事の取消しあり
・ 構造的に政府と癒着の記者クラブ、廃止を
・ メディア横断組織で、政府から独立性を
・ メディア幹部が政権側と会う独立性・放棄状態
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