<< 放出量は1垓 Bq を超える❗️ 国民は現実を認識しないと❗️ >>
原子力安全・保安院が 2011/ 6/ 6 付けでIAEAに報告し、10/20 付けで僅かに訂正した福島第一原発からの放出量は31の放射性同位元素だけで 1134 京 6725 兆 4417 億 Bq になる。ウクライナ・ベラルーシ・ロシアとIAEA・WHOほかが参加した「チェルノブイリ フォーラム 2005」で確定させたチェルノブイリ原発事故の放出総量(勿論、過小見積もり)の81%に相当。
しかも、繰り返し確認すると、これは最初の 150 時間に放出された分だけであり、放出量はそれ以後の方が数倍 多いことを原子力規制庁も承知している。
しかも、これらは大気中に放出された分だけであり、地下や太平洋に流れ出している分を含めていない。
しかも、この数字は1〜3号機の炉内から放出された分だけであり、各使用済み燃料プールからの分や、炉内で永年の使用で汚れが溜まった炉内のガレキの分、3号機以上の衝撃で爆発を起こした4号機(定期検査を済ませて試運転中だったと見られる)からの分を含めていない。
しかも、キセノンの次に多く出た筈の希ガスのクリプトン85、3号機のプールの大爆発で最も多く拡散した可能性がある燃料のウラン類も、膨大なトリチウムも含めていないというインチキもインチキ。
しかも、通常、希ガスやヨウ素 133(安定物質)を除けば最も放出量が多いヨウ素 135(131 の一桁上の Bq 量)を実際の二桁下に見積もっている。これは初期の深刻な被曝に最も関係するからだ(GEの原発設計エンジニアだった佐藤 暁 氏が国会で指摘)。
しかも、ヨウ素もセシウムもプルトニウムも、半減期の短い同位体を省いている。短いだけそこでエネルギーを消費して危険だが。
そして、ヨウ素 131+137 は16京 Bq 出たとしていたものを、東京電力はあとに50京 Bq に訂正した。
セシウム 134+137 は33京 Bq 放出となっているが、ノルウェー・オーストラリア・アメリカなどの官民の研究機関は世界各地に張り巡らされたCTBTO[包括的核拡散禁止条約機構]の観測網による実測データを解析して、それぞれこの2倍〜数倍は出ていると主張している。
危険性で言えば、キュリウム 242 の 1,000 億 Bq は半年以下の半減期でプルトニウム 238 に変わる。
プルトニウム 241 の1.2兆 Bq は14.4年の半減期で最強の放射能強度のアメリシウム 241 に変わる。
であるならば、現在までの環境への放出量は軽く1垓 Bq(京の上の桁)を超える。
チェルノブイリを遙かに超える史上最大・最悪の原発事故だということ❗️ 大気への放出も半分は太平洋側に飛んだが、我々は現実を全く見誤っている。
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