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20時間前 ·
心に棲む三匹の鬼
前回は、お釈迦様が苦しみのタネまきとして教えられている
十悪について詳しくお話ししていきたいと思います。
十悪の中でも、最初に挙げられているのは
「貪欲・・とんよく」「瞋恚・・しんい」「愚痴・・ぐち」
の三つですがこの三つは心で作る悪のことです。
仏教では
「殺るよりも劣らぬものは思う罪」
と言われて、口や体でつくる罪も恐ろしい罪ですが
もっと恐ろしいのが心で造る罪なのだといわれています。
なぜかといえば、心がもとになっているからです。
口で言うことも体でやることも
心で思ったことが口にあらわれるのですし
心で思ったことが体にあらわれるからです。
では、私たちは日々、心でどんなことを思い続けているのでしょうか
それが
「貪欲・・とんよく」「瞋恚・・しんい」「愚痴・・ぐち」
の三つです。
このように書きますと、難しい・・・・
特に瞋恚 は見たこともな漢字ですから
縁遠く感じるかもしれません。
ところが、この三つの心は
私たちのよく知っているあるものなのです。
それは
青鬼 赤鬼 黒鬼 の三匹です。
まず、貪欲(とんよく)はそこの知れない欲の心のことで
これを現したのが青鬼です。
瞋恚(しんい)は怒りの心です。これを現したのが赤鬼です。
愚痴(ぐち)はうらみ呪い妬みの心のことで、黒鬼です。
どんな人の心の中にも
青鬼、赤鬼、黒鬼が棲んでいます。
この心がとても人には言えないことを思わせたり
恐ろしいことを言わせたり、
恐ろしいことをやらせたりするのです。
心をしずめて自分自身の心の内側を見つめてみましょう。
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