籠谷 道明
人はその道を広いという
そしてなにものにも似ていないという。
たしかに広い
そしてなにものにも似ていない。
もし何かに似ていたら、
道はすぐにせまいものになるだろう。
私は三つの宝をもっている
そして大切にしている。
ひとつめは愛であり
ふたつめはつましさ
みっつめは謙遜である。
哀れみをもてば人は寛大になれる。
控えめになれば、人は道を進むことができる。
しかし哀れみをもたずに大胆になり
節度なしに寛容になり
謙遜を知らずに人の上に立てば
死に至るだろう。
哀れみをもてば
戦いに勝つことができる
守れば堅固である。
天は哀れみをもった人に
救いを与える。
老子
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。