読者からの投稿
「貴紙は全国的に幅広い読者(利用者)を有していると思われ、紹介の商品も安心安全に利用できるものが多く、妻も貴誌の紹介した商品が安心できるとのことで少しばかり利用しているようですが、今回届いた貴紙を見て驚きました。共産党や社民党の機関誌あるいは反日でしょうか。現政権反対の記事だらけ、どこかの国が喜ぶ記事が満載。仮に公平を謳うのであれば、反論記事も掲載してもいいのではないかと思いますが如何でしょうか。貴誌を利用している多くの善良な読者を反政権に導くための記事の数々でしょうか。平和を願う一市民として素朴な疑問を呈します(念のため私は自民党とは何の関係もありません)」
(兵庫県・男性・80歳)
<通販生活に寄せられた読者からの投稿>
■編集部からのお答え
172人の読者のご批判は、おおむね次の3つに集中していました。
(1)買い物雑誌は商品の情報だけで、政治的な主張はのせるべきではない。
(2)政治的な記事をのせるのなら両論併記型でのせるべきだ。
(3)通販生活は左翼雑誌になったのか。
(1)について申しますと、「買い物カタログに政治を持ち込むな」と言うご意見は「音楽に政治を持ち込むな」と同じ意見になるのかなと思いました。
たとえば福島第一原発のメルトダウンがいい例ですが、日々の暮らしは政治に直接、影響を受けます。したがって、「お金儲けだけ考えて、政治の話には口をつぐむ企業」にはなりたくないと小社は考えています。「政治の話は別にやれ」という使い分けもしたくありません。企業の理念と行動をありのまま読者の皆さんにお見せしたいと考えています。
(2)の両論併記は、「対立する異論を理解し合う形式」の一つと考えて実行してきました。これからも実行していきます。しかし、憲法学者の約9割が違憲とたほどの「安倍内閣の集団的自衛権の行使容認に関する決め方」は両論併記以前の問題と考えた次第です。
(3)についてお答えします。
戦争、まっぴら御免。
原発、まっぴら御免。
言論弾圧、まっぴら御免。
沖縄差別、まっぴら御免。
通販生活の政治的主張はざっとこんなところですが、こんな「まっぴら」を左翼だとおっしゃるのなら左翼でけっこうです。
「良質の商品を買いたいだけなのに、政治信条の違いで買えなくなるのが残念」と今後の購読を中止された方には、心からおわびいたします。永年のお買い物、本当にありがとうございました。
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