真の先進国とは、こうした英断が出来る国なんじゃないかな。
やれば出来るんだ。
出来ないのは、やろうとしないから。
✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎
コスタリカについて ある事実を知っているでしょうか 私たちは軍隊を持ちません 1948年を振り返りましょう その年 内戦が終わりました 何千ものコスタリカ人が亡くなり 多くの家族が無残に引き離されました しかし ある驚くべきアイディアが 人々の心をつかみました それは国の再始動にあたって 第二共和国は 軍隊を持たないということで 私たちは軍隊を放棄したのです その時の大統領の ホセ・フィゲーレスは 力強い方法を取り 陸軍基地の壁を打ち砕きました 翌1949年には 私たちは 新たな憲法により その決断を永遠のものにしたのです そのおかげで 70年後の今 この話をすることが出来ます 感謝しています 私が生まれる前のその決断に 感謝しています 私と何百万人もの人々が 安定した国で 暮らすことが出来ているからです
運が良かっただけでしょうか いいえ 運ではありません 模範となるような 熟慮された選択があったからです 1940年代には 無償の教育と医療サービスが始まります それは社会保障と呼ばれました 軍隊を放棄することによって 軍事費が社会保障費に変わりました それが安定の原動力です 50年代に
(拍手)
50年代に 水力への投資を始めました それは発電に化石燃料を使うという トラップから抜ける方法となりました 今世界がそのトラップと戦っています 70年代には国立公園に 投資を始めました それによって どんな代償を払ってでも 成長、成長、成長を求めるという ひどく間違った理論を避けることができました これは発展途上の国によく見られる理論です 90年代に「生態系サービス」への 投資を先駆けました これは 森林破壊からの回復と 成長のカギとなるエコツーリズムの 促進を助長します ですから 環境保護に投資することは 経済の妨げにはなっていません その反対です
コメント