重要文化財旧鍋島家住宅公開
国の重要文化財で、平成21年から修理が行われてきた長崎県雲仙市の旧鍋島家住宅が一般公開されるのを前に13日、報道関係者に公開されました。
雲仙市国見町にある神代地区は、江戸時代に佐賀藩の飛び地として鍋島家の分家が治めていた場所で領主の屋敷、「旧鍋島家住宅」は国の重要文化財に指定されています。
地盤沈下などのため、痛んでいた建物の修理が終わり、一般公開されることになったのを前に、13日、内部が報道関係者に公開されました。
このうち、明治時代に作られた「御座敷」には、島原の乱で幕府方についた当時の領主が着用したとされるよろいかぶとや明治時代に外交官をしていた16代当主鍋島桂次郎が着ていた大礼服などが展示されています。
また、木造2階建ての主屋の中では、来客が来た際に使われた、大きなかまどがある炊事場なども見ることができます。
雲仙市教育委員会生涯学習課の冨永康史主事は、「屋敷の内部は今回が初めての公開で、旧領主の邸宅にふさわしい雰囲気を楽しんでほしいです」と話していました。一般公開は22日からで、周辺では、見頃を迎える「緋寒桜の郷まつり」も行われます。
02月14日 10時47分
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