「現在、福島県は18歳以上への甲状腺被ばく検査の必要性を認めていない。この点について、冒頭の崎山さんは、専門家の見地からこう話す。
「福島県の言う『チェルノブイリでも甲状腺の影響はほとんどが15歳以下の人にしかでていないという例があり……』というのは、嘘ですよ。チェルノブイリでは、事故当時27歳以上の大人でも甲状腺がんが増えていると報告されています」」
福島第一原発の大爆破の影響で、大量の放射性物質が放出され、周辺に住む住民の体内に入り込み、放射性物質は体内で確実にエネルギーを放出し続けるから、時系列的に、周辺住民の健康被害の発生が確実に引き起こる。当然、政府や関係研究機関、米軍や国際組織は、その生データーが欲しくて欲しくてしようがない。正確な人体的影響を指し示すデーターを入手するためには、周辺住民を定期的に検査しなければならない。研究者、研究組織にとっては、千載一遇の大チャンスなのだ。だから、絶対にこの機会を逃すワケがない。放射性物質の人体に対する影響に関するデーター作成のためには、周辺住民をむやみに避難させることなく、十分に被曝させる必要がある。できるだけ多くの被爆者データーがあればあるほどに、確からしいデーター結果を入手することができるからだ。放射性物質の人体に対するデーターは、動物実験などから、ある程度の類推は可能だが、具体的に人体に対する影響を完全に断定することはできない。その他、米軍などが保有している人体実験データーは存在するんだろうが、人権的問題を配慮し一般公開することは不可能であって、従って、一般研究者などが正確に指し示すデーターを入手することが実質的に不可能なんだろう。
福島県や周辺地域は、人体実験場となっているので近寄ってはいけない。
これは私が滋賀県の知人から聞いた話だが、その知人の近所の方が、まだ若いのに仕事もせずに寝たきり状態だという。はじめは、その寝たきり理由がよくわからなかったらしいが、後になって判明した。その兄ちゃんは、311後、福島原発の作業員に応募し、当分間、働いていたというのだ。その応募理由は、給料がよかったから。作業中に被曝し、強烈な倦怠感が発生、滋賀に戻ったらしい。鼻血があったかどうかの件は、私は確認していない。ただ、被曝すると、強烈な倦怠感が出るのだという。
このように、被曝後、倦怠感疲労感、鼻血などの症状は全国的に確認できるんだろうが、あくまでモルモットだから詳細にデーター収集の対象にされ、最後は、福島原発との因果関係をすべて否定され、捨てられていく運命なんだろう。
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