玉置神社ご神木伐採で住民抗議
十津川村の神社のご神木で、県の天然記念物に指定されている杉の木に寄生した宿り木を神社が勝手に伐採したとして、地元の住民らが伐採を認め補助金を出した奈良県教育委員会に対して経緯を質す質問状を提出しました。
この問題は去年11月、十津川村の玉置神社のご神木になっている、樹齢3000年とされる、杉の木に寄生した宿り木を神社が伐採したものです。
ご神木は県の天然記念物に指定されていて地元の住民らで作る「奥熊野玉置の世界遺産を守る会」は、▼宿り木とはいえ、信仰の対象として伐採してはならないとされるご神木を伐採したことや、▼神社だけでなく補助金を出した県が、伐採について十分に説明してこなかったと非難しています。
25日、団体の代表らが県庁を訪れ、伐採の経緯を質す質問状を県教育委員会の文化財保存課の担当者に手渡しました。
奈良県教育委員会は「県が依頼した樹木医が、ご神木が弱るおそれがあり宿り木の伐採が必要と診断したので、伐採を認めた。質問状の内容をよく見た上で対応を検討したい」と話しています。
07月25日 18時47分
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