山形市山寺に金澤翔子記念館オープン

 

山形市山寺に金澤翔子記念館オープンTUY

ダウン症の書道家で知られる、金澤翔子さんの記念館がきょう山形市の山寺にオープンしました。 ダウン症の書道家、金澤翔子さんは２９歳。知的障がいを抱えながら書道家の母、泰子さんの教えのもと５歳の頃から書道を始め、現在では日本を代表する書道家の一人です。 金澤さんは多くの人に、作品をより身近に感じて欲しいとの思いから、全国各地に記念館などを開設しています。 福島県いわき市や静岡県伊豆市などに続き、全国で４番目の開館となった山形市山寺の山寺風雅の国。 観光地で多くの人が集まることや、風光明媚な景色に惹かれ、この地を選びました。 館内には１０歳の時に書いた般若心経の作品など、５０点が展示されています。 訪れた人は「本当に素晴らしい、感動です。涙が出ました。私も希望を持って、希望を捨てずに、頑張って生きたいと思います」 訪れた人は「力をいただいた気がします。力強い字で感動しました」 きょうはオープンを記念して、金澤さんが来場者を前に目の前で実際に筆をふるいました。 描いたのは、「共に生きる」。みんなが元気になって、一緒に生きて欲しいというメッセージが込められています。 金澤翔子さん「書を書いたのは、心ハッピーと、感動を心込めて書きました。みなさん見てください」 母・金澤泰子さん「こんな素晴らしい所で、翔子の記念館がオープンされて、実に嬉しいです。翔子の書から少しでも力をもらってもらえたら嬉しいと思います」 「金澤翔子記念館」は、来月が無休で１２月から来年３月までは毎週火曜日が休館です。（22日16:56）