地球上でマクドナルドのハンバーガーを「食品」と認識する生物種は人類のみだった!
マイク・アダムス(ヘルスレンジャー) By Mike Adams, the Health Ranger
自然療法の世界では昔から常識だったことを、あたかも新発見のように主流マスコミが騒ぐのを眺めるのは、いつも楽しいものだ。
例えば、ニューヨークタイムズは、最近になって「予防になるはずの薬がその病気の原因になっているとしたら・・・」という記事を掲載した(
http://www.nytimes.com/2010/10/17/health/policy/17drug.html?_r=1)。
我々は、この話題を何年も取り上げており、化学療法が癌の原因になること、骨粗しょう症の薬が骨を砕き、抗うつ薬が自殺行動の原因となることを伝えてきた。
そして、主流マスコミが最近になって「新発見」したのが、マクドナルドのハッピー・ミール・ バーガーとフライを半年放置しても腐らないことである。
ファーストフード・チェインのジャンク・フードが腐らないことに驚いたらしく、CNN、ワシントン ポストなど主流マスコミの多数がこの話題を取り上げている。
自然医療業界では、この話題を何年も前に取り上げている。
Len Foleyの生体工学バーガー(Bionic Burger)のビデオを覚えているだろうか?
これは2007年に掲載され、YouTubeで2百万ビューという驚異的な記録を獲得している。(http://www.youtube.com/watch?v=mYyDXH1amic)。
このビデオは、マクドナルドのハンバーガーを1989年に買った男の話だ。
20年経っても、まだハンバーガーは腐らなかった。
今や彼は、「非腐敗性ハンバーガー博物館」を地下室に持つに至っている。
主流マスコミは、この話しを取り上げただろうか? ぜんぜんだ。
この話しは完璧に無視された。
そして2010年になり、ある芸術家が半年も腐らないマクドナルドのハンバーガーの話を掲載して初めてニュース・ネットワークが取り上げるようになった。
上のビデオリンクで、年代別に整理されたビッグマックの博物館を見ることができる。
どれも腐っていない。たった半年しか追跡していない最近の「ハッ ピー・ミール実験」に対して、若干名が長々と批判し、もっと長い期間放置すれば腐るはずだと主張しているが、そういう意味でも面白い内容になるだろう。
ミイラ化したハンバーガー博物館の歴史は1989年の昔にまでさかのぼることは、知らないようだ。
これは永久に腐りそうにない!
どうしてマクドナルドのハンバーガーは腐らないのか?
さて、何故そもそもファーストフードのハンバーガーは腐らないのだろうか?
お決まりの答えは、「たくさん化学物質が入っているに違いないから、カビも食べないのだろう」というところだろうか。
確かにそうだが、それだけではない。
本当のところ、多くの加工食品は腐らないし、カビも、虫も、ネズミも食べない。
マーガリンを庭に放置して、わざわざ食べる者がいるかどうか試してみたらよいだろう。
実はマーガリンも不死身なのだ。
ポテトチップスも何十年も腐らない。
冷凍ピザは特に腐敗に耐性がある。
クリスマス休暇の時期に売っている加工ソーセージや肉のことは知っているだろう。
何年保存しても腐らない。
肉について言えば、腐らない最大の要因は、ナトリウムの含有量が多いことにある。
何千年も前から人類が知っているように、塩は偉大な保存料だ。
マク ドナルドの肉のパテには、間違いなく大量のナトリウムが入っているだろう。
化学物質がいくつ入っているか数えるまでもなく、それだけで「保存」食品として の資格がある。
私にとっては、肉が腐らないことはそれほど不思議ではない。
私が本当に疑問を感じているのは、パンの方だ。
どうしてパンが腐らないのだ?
健全なパンは、数日もすればカビが生えはじめるのを考えると、実に恐ろしいことだ。
マクドナルドのハンバーガーのパンに入っている物質で、20年以上も微生物を寄せ付けないものとは何だろうか?
調べてみてわかったことだが、化学の専門家でもない限り、成分リストを読み上げることさえ困難だろう。
マクドナルドのウェブサイトに記載されている内容によると、パンには次のものが入っている。
濃縮小麦粉 (漂白小麦粉、大麦麦芽粉、ナイアシン、還元鉄、硝酸チアミン、リボフラビン、葉酸、酵素)、 水、高フルクトース・コーン・シロップ(HFCS)、砂糖、イースト、大豆油(部分水素添加大豆油の場合もあり)。2%以下の成分として、塩、硫酸カルシ ウム、炭酸カルシウム、小麦グルテン、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、パン生地調整材 (ステアロイル乳酸ナトリウム、ダーテム、アスコルビン酸、アゾジカーボンアミド、モノ&ジ・グリセリド、エトキシ化モノグリセリド、第一リン酸カルシウ ム、酵素、グアーガム、過酸化カルシウム、 大豆粉)、 プロピオン酸カルシウムとプロピオン酸ナトリム(保存料)、大豆レシチン。
すごいだろう?
特に大好きなHFCS(糖尿病の人はいる?)、部分水素添加された大豆油(心臓病になりたい人は?)、それから、硫酸アンモニウム、プロピオン酸ナトリウムなど延々と化学物質名が並ぶ。
想像するだけで、食欲をそそる。
そして、本当にショックなのはこれだ。
私の推定では、マクドナルドのハンバーガーのパンを(人間以外)何者も食べようとしない理由は、食べ物ではないからだ!
正常な動物は、マクドナルドのハンバーガーのパンのことを食べ物とは認知しないのであり、さらにバクテリアもしくは菌も認知していない。
彼らの感覚では、食用になるものではないのだ。
これこそが生体工学バーガーのパンが腐らない理由である。
そして、可笑しな最終結論にたどりつくことになる。
地球上には、マクドナルドのハンバーガーを食べ物と考えるほど愚かな生物種が一つだけ存在する。
この生物種は、急上昇する糖尿病、癌、心臓病、認知症、肥満に悩んでいる。
この生物種は、地球上で最も知性が高いと自称しているが、それでも自らの子供に 毒性の化学物質とカビも食べないような残虐な非食品を食べさせている。(参考までに、カビは牛の糞は食べる)
さて、その生物種とは、何だろうか?
これが真実だ。
マクドナルドのハンバーガーが腐らないのではない。
食べ物でないものを食べている人間がバカなのだ。
この真実をCNNが報道するのは、まだしばらく先のことになりそうだ。
(翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo)