京都府と関電が安全協定締結
福井県の高浜原子力発電所を巡り、京都府は再稼働の前提として求めていた新しい安全協定を関西電力と締結しました。
協定には再稼働への同意を必要とするような内容は盛り込まれていませんが、立地自治体以外では初めて意見を述べて回答を得ることができるようになります。
安全協定は電力会社と自治体が結ぶ協定で、京都府はこれまで、高浜原発について、事故があった場合、速やかに通報を受けることなどを定めた協定を結んでいましたが、東京電力福島第一原発事故を受け、新たな協定を締結するよう関西電力に求めていました。
27日、京都府庁で締結式が行われ、京都府の山田啓二知事と、関西電力の八木誠社長が新しい安全協定に署名しました。
新たな安全協定は15条の条文からなり、原子炉施設などに重要な変更を行うときや大きな事故で原子炉が停止した後に、運転を再開する場合には京都府は関西電力から事前に説明を受けて意見を述べることができ、関西電力は誠意をもって回答すると定めています。
京都府が当初求めていた再稼働への同意を必要とするような内容は盛り込まれませんでしたが、府によりますと、自治体の意見に対して電力会社が回答することを盛り込んだ安全協定は立地自治体以外では初めてだということです。
02月27日 19時39分
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